*


強い日差しを避けて日陰に逃げ込んではみたものの、風は通らないし熱はこもってるしでよけいに暑かったというよくある話。
*


今年の夏もこの脚の持ち主たちに翻弄されております…。
*


真ん中で赤く滾っているものこそを愛でる。
*


7月某日。田園都市線藤が丘駅の近くで知り合いになった老猫。
全身が皮膚病に蝕まれ、目もほとんど光を失っているようだった。
老いるということ、病むということ、失うということ、醜くなるということ。もちろんこれからの僕にもとても切実な話。
*


あっつい。
*


枯渇したわけではない、と、自分に言い聞かせる。
*


何年ぶりかで非常に完全に風邪をひきました。
stir


不快指数の高い気体が攪拌されているだけのような、そんな。
*


たとえば、もし僕が今まで人に見せてきた写真たちと、それを見た人たちとの間に起こったなんらかの現象の、その総和や累積が、こいつの写真にはきっとなにかある、なんの変哲もないように見えて実は重要ななにかが隠されている、だからちゃんと見ないといけない、見逃しちゃいけない、そんなふうに見てくれた人に思わせることに成功していたならば、この写真を見る人ときもここから何かを見つけようとし、そして見つけてくれるのかもしれない。あるいは僕さえ気づかないでいるようなことでさえ。

あくまで一例としてだけれども、一瞥して、ああ電線好きなのね、グラフィック的な面白さをねらったのかしらね、それにしては別に面白くもなんともないわね、でページを閉じられてしまうなら、残念ながら僕の今までの写真たちはあまりいい仕事をしてくれてなかったということ。
文章と違って、写真は伝わらなくてもかまわないし、どう感じてもらってもいいと思っている。
ただ、あ、虹、というところまでは気づいてもらえて、そこから始まってほしいと思ってもいる。
*


目の前に壁が立ちはだかるなら

やさしい影を映してやろうじゃないか。

<< | 3/15 | >>