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たまには近況報告を。

昨年末でギャラリーを閉めたあと、当たり前ですが僕の生活はそれまでとかなり変わりました。
仕事の方では、撮影とデザインの仕事はだいたい今までと同じようなペースで続けていますが、それに「文筆業」というのが加わりました。
いや、まあ最下層のライターなんですけどね。
ひょんなことからやることになったのですが、僕がライターだなんて、世の中何があるか本当にわかりません。

仕事の分量的には、今はライターの仕事が最も多いです。多いです、というか、多すぎます。
撮影やデザインの仕事がない途切れているときは、とにかく朝起きてから夜寝るまで、食事とトイレと風呂の時間を除くとずーっと原稿を書いています。日に15時間くらい。
こういう日々が、少なくとも8月いっぱいまでは続くことが決まっています。
やれやれ。

ライターとしての仕事は、たぶんみなさんには僕の仕事として認識されることなく消費されていく部類のやつがほとんどなんですが、一つだけ名前入りで雑誌に出たのもあります。
3月末に発売された「SHUTTER magazine」で、写真家さんのポートフォリオを紹介するページの取材と執筆を担当しました。
こちらでは取材写真も担当させていただきましたので、機会がありましたらどうぞご覧ください。
6月末には次の号が出てしまいますが(そちらでも一部の写真を担当しています)、それまでの間ならヴィレヴァンなどにまだ置いてあると思います。

それと、とってつけたように書くことではないですが、とても大事なことなので書いておきます。
すでに何枚か写真は出していますが、3月に恋人ができました。恥ずかしながらぞっこんです。
これからはきっと彼女の写真が多くなるだろうと思います。

それでは、まだしばらくやれやれな日々が続きますが、お互い身体を壊さないようにうまいことやりましょうね。
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写らないということは写ることと同等に尊い。
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きっかり53年間生きてみてわかったのは
塵が積もって山になるって噂は本当だったな、と。
いいことも悪いことも、よくも悪くもないことも。
michiko


日々現実の世界に生きながらも、たとえば村上春樹や吉本ばなななどの小説程度のオカルト的な要素が人生にはあると思っている。

(そういう不思議な力を持った人と先月から交際を始めました。恋人の手)

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仕事がこなくなるような写真ばかり載せてますが、仕事の写真はちゃんと普通にきれいに撮ってますからね。ね。
self-portrait Jan.2, 2012


連続でサエない中年男のセルフ、申し訳ない...。

宇宙の法則が定めた地球の公転周期に従って年単位で自分を想い直すことはたぶん理に適っていると思うし、その年に一度が誕生日や夏至や冬至や春分や秋分ではなく正月だというのが先人たちのレガシーであるならば、それに則ってみるのもきっと悪くはないのだ。というところで、そんな話を少し。

僕にとっての2012年は、たぶん「スイッチを入れ直す」年になるのではないかと思う。
切ってしまっているスイッチがたくさんあるという自覚がある。
それは、主にオーバーヒート防止を理由として、あるときは自動的に切れ、またあるときは危険を予測して意識的に切ったスイッチたちだ。
スイッチが切れているので、当然そこの部分の回路はつながっていない状態だ。つながっていないから、通りが悪い。
入力されたものが、自分にとっての然るべき回路で処理されず、別の面倒な経路を巡り巡って出てくるから、入力と出力がとてもちぐはぐなものになる。
そういうスイッチたちをひとつひとつ、また入れてみる。大きなのでいうと、公務員時代の中期にさしかかった頃に切ってしまったスイッチ。ここが導通すると大いに違ってくるはず。
思い切りよくバチンと入れられるスイッチもあれば、細心の注意をもっておそるおそる投入することになるスイッチもある。もともと危険回避のために切られたスイッチたちだから、入れ直せばやっぱり危険を伴うと思う。
それでもつなげ直そうと思うのは、たぶん今年が年齢的にも大台を迎える年だからだ。
先はそれほど長いわけではない。あるものは使わないと。

年の終わりにセルフを撮ろうと思ったのも、年の初めにまた撮ろうと思ったのも、今回が初めて。
スイッチの切れた僕、と、おそるおそる一つだけスイッチを入れてみた僕。今回はうまく顔が隠れてくなかったけども。
年々いわゆる「古いヒト」になっていくわけだけれど、今が最新型でもあるのです。

今年もどうぞよろしくお願いします。
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