defrag II






年明け、2014年の1月18日(土)から26日(日)まで、個展を行います。
たくさんの方々にご覧いただければと思います。よろしくお願いします。

以下、展示の概要です。




タナカトシノリ写真展 「defrag ll」

2014年1月18日(土)〜27日(日)
11:30〜23:00(日曜は17時まで、月曜は17時から。イベント等により営業時間が変更されることがありますので、Web等で最新情報をご確認ください)
会場:SIGHT BOX Gallery


僕は写真を、対象と自分自身の両方が映る(ただし透過率や反射率は可変の)ハーフミラーのようなものであると捉えています。
僕の撮る写真1枚1枚は、それぞれが完結した小さなハーフミラーであるとともに、世界と自分を映す巨大なハーフミラーの欠片たちでもあります。つまりサンプル数を増やすほど、僕が世界をどう見ているかを読み取る精度は高くなります。

2007年のゴールデンウィークに開催した僕の最初の個展「DEFRAG」は、まさにこのことへの課題意識に基づき、撮り溜まっていた写真たちの中からほとんど無策に抽出したものを時系列やテーマ性に依らない全く別の法則に従って並べ直して提示したものでした。
が、如何せんサンプル数が数十点と少なく(展示会場との兼ね合いで一点ずつをある程度の大きさまで引き伸ばしたためです)、そこから見出せたものはそれほど多くはなかったという反省がありました。それで、何年後かにもう一度、同じ方法論で展示をしようと思ったのでした。
ちなみに,デフラグ(デフラグメンテーション)という言葉はパソコンのハードディスク等の中で散り散りに配置されたファイルを適切な順序に並べ直すことを言いますが、僕はこの語をばらばらになった欠片たちをある一定のルールに沿って再構築するの意で用いています。

今回の「defrag II」では、写真の数を数百点にまで大幅に増やします。
用いる写真は、僕が10年ほど前から好んで撮ってきた、Polaroid社とimpossible社のフィルムを用いたインスタント写真です。複製ではなく、全てオリジナルを展示します。
その数百枚の中には、作品撮りとしてきっちりセットアップして撮ったものやシリーズとして撮影したものから日常的なスナップまで、今すぐ破棄しても全然惜しくないようなものもあれば生涯大切にしたい宝物のような写真もあります。
これらの写真を同列に扱って、つまり宝物のような写真を捨てて惜しくない写真と同じところまで貶めて、時系列やテーマ性等を排したかなり乱暴なルールに沿って並べます。手法的には今のところ「DEFRAG」で用いたのと同様の方法を考えていて、それをご覧いただいた方は察していただけると思いますが、僕の主観が全く関与できない、写真それぞれが勝手に自分自身の位置を決定していくような方法です。

並べてみるまでそこから何が見て取れるのか自分でも定かでないという、いささかの無責任さを伴う展示ではありますが、これだけの数を並べる展示は自分としては最初で最後になると思いますし、当然のことながら出展写真の半数以上は展示やWebでは未公開のものですので、せっかくですからたくさんの方々に見ていただければよいなあと思っています。
寒さの厳しい時期の開催となり足を運んでくださる方には申し訳ないですが、幸いSIGHT BOXの大家さんBeat Box Cafeには美味しいホットドリンクが揃っていますので、どうぞあたたまっていってください。

DMはそれほどたくさんの用意はないのですが、欲しいという方がいらっしゃれば(年明けになりますが)現物がある限りはお送りしますので送り先をお知らせください。SIGHT BOXのコンタクトフォームからでもよいですし、TwitterのDでも。
あと、在廊についてですが、会期中を通してあらかじめ予定をお示しするのが難しそうです。おいでになる日時がわかればなるべく会場にいるようにしたいと思いますので、それもお知らせいただければと思います。

それではよろしくお願いします。
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