*


8月になった。
pinhole




「room Vol.2」「defray II」ともにまだ開催中ですが、次の展示のご案内を。



針穴普及委員会の第3回作品展に作品を出展します。

僕はピンホール写真の分野でははっきり言って門外漢ですし、いろいろ思うところあって公募のグループ写真展への出展は基本的に控えているのですが、今回は主催の八木玲子から直々に「出せ!」とのお達しがあり、また自分がピンホールでどのくらいやれるのか興味もあったので出すことにしました。

来週から6月いっぱい、関西と東京3ヶ所を巡回します。東京会場はサイトボックス。

僕以外の出展作家は北海道から九州までのピンホール写真のスペシャリスト揃いとのことですので、きっと見応えのある展示になると思います。

僕は上の写真とは全く別の、ちぇぶさんからお借りしたちぇぶさん手づくりのシノゴのピホールカメラで撮影した写真を出展しています。初めてのカメラでぶっつけ本番でだったわりには今まで自分が撮ってきた写真の中でもかなりというかとても好きな感じのものになりましたので、たくさんの方々に見ていただければなあと思っています。

よろしくお願いします。



-----



針穴普及委員会作品展 Vol.3



5/18(日)〜31(土) 公人屋敷 旧岡本邸(滋賀)

6/6(金)〜15(日) SIGHT BOX Gallery(東京町田)

6/17(火)〜29(日)レティシア書房(京都)



出展作家:

hari. momo サクラケンタ 沙緒璃 石川智史 curlie 江川宏 西田知生 chikiri かや かすやたかゆき ぼーたろー 齋藤沙也加 ヒロセエツコ kaochan yoko* 喜楽* 横田勝彦 タナカトシノリ 八木玲子



Facebookイベントページ
a*


芥川也寸志さんは「音楽の基礎」という本の冒頭で、音楽の素材として「音」よりも先に「静寂」を挙げている。
それに倣って、もし僕が今「写真の基礎」という本を書くとしたら、写真に必要なものとして「光」より先に「暗黒」を挙げるだろう。
写真の黎明期、今のように感材の感度は高くなくて、人が体感できるゆったりとしたスピードで真っ暗な箱の中で感材が光を受けてその度合いに応じてじわじわと化学的に組成を変化させていく、そのことの実感を伴う中でこの行いの結果は「フォトグラフ」と名づけられた。
絵画がまばゆい光の中に暗部を配置していく作業なのに対し、写真は闇に光を当てて描いていく作業だ。
センサーが光を受けてそれが瞬時に演算されて電気信号として記録される世になっても、断固としてそうなのだ。

-----

展示会期中に玲子がやってくれた針穴写真のワークショップに、僕も参加。
30分ほどのレクチャーを受けたあと、近場の公園に出かけて撮影の実習をした、そのときに撮った中の1枚。

その日に買ったばかりの癖もなにもわからないカメラで、構図は意図したのとずいぶん違ってしまったし、おそらく公称値より小さめのピンホールが開いてる個体なのではないかな、露出も計算通りにいかずにアンダーになってしまって、そういう意味では失敗。失敗だったなんて言うと蚊に刺されまくりながら計3分間もじっと立っていてくれたかやちゃんに申し訳ないけれど。
でも意図通りではなかったが、玲子師匠の霊験あらたかさがたっぷりな感じで、わりと気に入ってる。
| 1/1 |